Friday, February 27, 2009

<約束の箱>

説教者として名声を轟かせたドナルド・グレイ・バーンハウス博士は、学生時代フランスに住んでいました。彼の家の夕食には、小さな約束の箱というものが、いつも置かれていました。その中には、聖書から引き抜いた200余りの約束のみことばが入っていました。彼の家族は、特別な慰めが必要な時、その中から1つを選んで読みました。バーンハウスが福音を伝えたフランスの少女がいました。その少女はバーンハウスの家によく遊びに来て、バーンハウスの家族が箱の中から聖書のみことばを引いて読む姿を見て、自分も約束の箱を作りました。

時が流れ、大人の女性に成長したその少女は、世界大戦の中で窮地に追い込まれました。食べる物と言えばじゃがいもの皮が唯一で、子供達は骨だけの状態でした。絶望に陥った女性は、自分が作った約束の箱を見つめてこう言いました。「ああ、主よ。私達を助けてください。この箱の中に本当に私達の為の約束が入っているのでしょうか。」

手を伸ばして箱を掴もうとした女性は、涙で前が見えず、そのまま箱をひっくり返してしまいました。約束のみことばが周りにどさっとこぼれ落ちました。彼女の膝の上にも、地面にも、あたり一面みことばで埋め尽くされました。まさにその瞬間に、女性は1つの重要な事実に気がつきました。箱の中のみことばで、彼女が引いた1つのみことばだけではなく、神のすべての約束が自分に有効であるということです。その後、女性は言葉に表せない喜びと力を得て、絶望的な瞬間にも、神の約束にしっかりと信頼することができました。

生命力あるクリスチャンの人生/デイビッド・ジェレマイヤー


*一節の黙想:マルコの福音書16:2-3*
教会の使命、すなわち全世界に福音を伝えるということには、大きな問題が伴います。それはどれ1つとっても簡単なことではありません。人間的な頑なさ、病気、危険、孤独、罪、欲、教会の争いと堕落といった現実を前に、少数の宣教師達に何ができるのかと思えます。しかし私達は、復活の聖日の女性達のように、イエスへの愛と感謝の気持ちで進み行き、大きな障害物を神にゆだねなければなりません。
ーグラント・オズボーン/聖書注釈家

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