Thursday, October 21, 2010

アメリカから

今年の猛暑は、自分で思っていた以上にきつかったらしく、それに疲れや風邪やアレルギーなどが重なり(たぶん)、9月はずっと寝込んでいました。礼拝も3回もお休みするほどでしたが、たくさんの方々の祈りや助け、そして神様の優しい御手に守られて、10/18に予定通り一時帰国でアメリカに来ることができました。次々にポジティブなみことばをもって養い、私を強めてくださった神様、そして心配して祈り助けてくださった皆さんに、心から感謝します。

今回の帰国は約6週間。最初の3週間は、2008年夏にも過ごしたニュージャージー州のミッショナリー・ホームに住んで、東海岸の教会を訪問します。そして飛行機で移動してKevinの実家へ。後半の3週間は、中西部の教会を訪問し、家族や友人と感謝祭の時を過ごす予定です。

体力が落ちていたり、病み上がりだったり、もとからある持病が心配だったり、KevinやJの健康、働き、勉強などなど、今回もいろいろと不安や心配はたくさんありますが、それを上回る勢いと力をもって、神様の恵みが私たちを包んでいるのを感じます。そして「だいじょうぶ、だいじょうぶ。わたしが一緒だよ。わたしが必ず責任をもってお前たちを守るから、心配しないで、不安にならないで過ごしなさい。」とイエス様の優しい御声が聞こえてきます。

今回は、詩篇4篇、ピリピ4:13を特に固く握って、愛するイエス様と共に、これからの6週間を過ごしていきたいと思っています。

<16人の御使い>

1960年、ケニアにはマウマウ団(ケニヤの反白人秘密結社)が横行していました。ある日、宣教師メットとヒギンズは車に乗ってマウマウ団が占領している地域を通りました。そこでは、宣教師が殺害されたり、殴られたりする事件がよく起こっていました。ところが、走っていた自動車が突然止まってしまいました。いくら修理してみても、エンジンがかかりません。仕方なく二人は、車の中でハラハラしながら夜を過ごさなければなりませんでした。彼らはマウマウ団員たちが現れることを心配し、ひどく恐れました。しかし幸いにも、何事も起こりませんでした。ふとヒギンズの頭にみことばが浮かびました。「平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。主よ。あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます。(詩篇4:8)」

数週間後、その地域の牧師がこんな話をしてくれました。
「あなたたちがマウマウ団の地域に行った日、大変な目にあうところでしたよ。その日の夜、マウマウ団員数人が、あなたたちを殺そうと近づいたそうです。しかし、16人の人が車を囲んでいるのを見て、驚いて帰ってきたそうです。」
「16人ですって?その時、私たちは二人だけでしたよ。」
「その時間、教会の信徒16人が集まり、あなたたちのために祈っていたそうです。神は16人の御使いを送られ、マウマウ団から守ってくださったのですよ。」

「私の中の幸せ」/キム・テグァン