Thursday, February 23, 2012

<王に仕えるのにふさわしい者>

ヨーロッパの王たちが乗る馬を選ぶ過程を、テレビで見たことがあります。サウジアラビアから優秀な馬を集め、数十頭にしぼって訓練し、最後には、どんな状況でも調教師が口笛を吹けば、その場で止まるように訓練します。

調教師は、このように訓練した馬を3日間砂漠に放置します。そして、もう一度呼んで、水がある場所に連れて行きます。馬は無我夢中で水辺に走って行きますが、調教師は馬が水を飲む直前に、無情にも口笛を吹きます。馬は口笛で行動を止めるように訓練されましたが、その瞬間だけは訓練通りにできません。しかし、その中でも、数頭はその場で止まります。すると、調教師はその馬に「王に仕えるのにふさわしい馬」と烙印を押します。

馬も訓練を通してこのようになれるならば、王の王に仕える神の民は、馬よりもすぐれていなければなりません。この世には、私たちを誘惑する甘い偶像があります。しかし私たちは、ただ一人の口笛の音、みことばにだけ従わなければなりません。神を王として認める人は、礼拝の優先順位がはっきりしています。神が願われる道と方法を選び、従います。それが、まさに神を恐れ敬う者の姿です。

「心の割礼」/キム・スンウク