Thursday, April 29, 2010

<偶像作り>

罪人は偶像を造ります。偶像はコントロールができるからです。偶像は人が造ったものなので、ひとまずわかりやすいという点があります。

偶像は、人の中にある欲望があふれ出たものです。ギリシャ神話の中に、理解できない神がいるでしょうか。ゼウスはわかりやすい神です。また、女性はみなビーナスのようになりたがるのではないでしょうか。ビーナスは肉感的な女性ですから、ビーナスを崇めることは情欲を満たしていることになるのです。また酒の神バッカスも人気があります。バッカスを崇めるために酒を飲んだりもします。巫女のところに行って願掛けをするとよくわかります。巫女が言うことは自分の心と非常に一致します。すべての偶像は、人間の心と一致するのです。それは人間が造ったものだからです。それが、人間が偶像を造る理由です。

私たちには偶像を礼拝しようとする心があります。常に楽をしようとするのは偶像を礼拝する心です。それは偶像礼拝であり、罪の性質です。

私たちが神の御前で全き者として立つ方法は何でしょうか。足りなければ足りないままで生きることです。マルティン・ルターは、みことば通りに生きようと努力しましたが、それは不可能であるということを悟りました。ルターが最後に悟ったことは、「義人は信仰によって生きる」(ローマ1:17)というみことばでした。ルターは、イエス様と十字架に対する信仰が重要であり、それが自分自身を生かすということを悟り、立ち上がることができました。これがまことの信仰です。

「生命力」/チョン・ビョンウク

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