Saturday, March 22, 2008

受難週

明日は待ちに待ったイースター。今週は「受難週」の1週間でした。受難週は、イエス様の十字架の死の前の最後の1週間。棕櫚の日曜日に、ろばの子に乗ってエルサレムに入場されたところから、十字架までの聖書の記事を読むのは、まさにイエス様の足跡をたどっているような感じがします。20年以上も前ですが、生まれ育ったZ教会で、受難週の朝、早天祈祷会でみんなで読むために、K先生がまとめてくださった、「受難週用の聖書日課」を、今も大事に使って聖書を読んでいます。

つい2、3日前のことですが、過労死でご主人を亡くされた奥さんのことが、ニュースに出ていました。そのニュースの中で、ご主人が死ぬちょっと前に、メモ書きのように、ご家族にあてて、感謝の思いを書いたお手紙が、大事に額に入れて飾ってありました。愛する人を亡くす悲しみと痛みに胸が痛くなり、そのニュースを見ながら私も涙が出ました。そして、奥さんが大事にしているご主人の最後の手紙に、いろいろ考えさせられました。

もし自分が、もうすぐ死ぬ事がわかっていたら、あとに残る、自分の愛する、大事な人達に伝えたいこと、それは、私の全存在をかけての思い、心、ことばだろうなと思いました。そう思ってイエス様のことを考えてみました。今度のイースター礼拝で、Kevinがヨハネ11章からメッセージをするのですが、その訳をしたこともあり、ふと見たニュースで考えさせられたこともあわせて、今年は特に、ヨハネの福音書で、イエス様が最後に弟子達と食事をし、その時に語られたみことばが、今まで以上に強く迫ってきました。

イエス様の語られたみことばの一つ一つ、その内容…。とてもとても、全部を理解することはできないし、イエス様の豊かな愛を、すべて受けとめることすらできない、小さな弱い私です。それでも、私はイエス様が大好き!だから、絶対にイエス様の御もとから離れず、イエス様をしっかり見上げ、イエス様のみことばを聴きたい、受けとめたい、心の深いところでわかって実行するようになりたい、と祈る思いが増し加えられました。そして、ヨハネの福音書に書いてある、十字架を目の前にしたイエス様が、弟子達に、私に伝えようとしておられることを、もっとじっくり、時間と心を注いで、読んでいきたいと思いました。

明日はイースター。朝から礼拝、こども会と忙しい1日になりますが、死を打ち破ってよみがえってくださったイエス様ご自身と、十字架のあがないのみわざ、そして深く豊かな愛と恵みを心から感謝し、まごころこめて、賛美と礼拝をささげたいと思います。

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