Saturday, February 6, 2010

<白雪姫を起こした王子様>

何年か前に、娘を連れて映画を観に行きました。娘の生涯で最高の映画として記憶されたのは、「白雪姫」でした。一時間半もの間、私達は別世界にいるかのようでした。私は映画に没頭するあまり、それが2歳の子どもに及ぼす悪影響を忘れてしまいました。娘は白雪姫の継母が、魔法使いのおばあさんに変装して現れると泣き出しました。お姫様がリンゴを一口かじった時も、それに続く魔法の呪文にも泣いてしまいました。

私が涙を流したのは、こんなセリフでした。白雪姫は小人達と暮らしていている部屋を掃除しながら歌を歌っていました。「いつか王子様が現れるわ。」突然、私自身がスクリーンに登場している小さな女の子になったように感じました。私がいつか現れる王子様を待っていて、それが誰かはわからないけれども、私を連れて行って永遠に幸せにしてくれるようにと祈る思いでした。

次の瞬間、小人達を哀れに感じずにいられませんでした。彼らは白雪姫に家を提供して、安全に暮らせるようにしてあげましたが、この愚かな少女は禁断の実を食べて眠ってしまい、彼らの心を引き裂いたのです。

私達はみんな、禁断の実を味見しました。そして私達はその為に呪われ、死の影響力の下にいます。しかし、まもなく私達の王子様が来て、私達を救い、呪いから自由にしてくださるのです。死に打ち勝ち、永遠のいのちをくださいます。王子様のキスで私達はその方の新婦になり、眠りから覚めるのです。

「眠っている者たちよ。起きなさい。死から起きなさい。キリストがあなたに光を照らし、救いをもたらしてくださいます。」
                  
「あなたの望んでいた人生」/ジョン・オートバーグ

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